「岸辺の旅」深津絵里と浅野忠信と蒼井優と奥貫薫さんが光っています。
岸辺の旅
岸辺の旅 ストーリー
夫（病院の歯科医）である（優介＝浅野忠信）が失踪して３年。
考えられるところをすべて探したが
優介をみつけられなかった（瑞希（ミッチャン）＝深津絵里）は、
食べていくため、やる気のないピアノ教師になっていた。
豪華なマンションに住み続けていた、帰ってくるかもしれないと。
ある日突然に優介が部屋の中に靴を履いたまま現われる。
足があるので昔の幽霊ではない。
実体が見え、他人にも見え、お腹もすく、今時の幽霊だった。
３年前に富山の海に飛び込み自殺し、かにに食われ、肉体はないと説明し、
歩いてこの家に戻った、３年掛けて。
その３年間彷徨った土地をめぐる旅に出ないかと誘われ，
みッチャンは、一緒に行くことに。
２人分チケットを買って電車に乗ったり、
バスに揺られたりして、あちこち世話になったところを訪れる。
新聞配達業に携わる老人（島影さん＝小松政夫）はまだ死んだことを気付かない死者の一人だった。
＝優介さんに会えたからやっと島影さんはあの世に旅たつ）
夫婦の経営する食堂店。奥さんの妹の幽霊とも会う。
妹が引きたかったピアノを弾かせてあの世に往かせた。
優介の浮気相手（蒼井優）とも みッチャンは対面する。
蒼井優は，生きてる人で、３年の間にちゃんと結婚して、今秋出産予定で、
蒼井優はみっちゃんをぎゃふんといわせる、顔で。
山奥の農村へ向かう、
そこの人々に向けて優介は私塾を開いていた。
農家の１人息子（たかし）が家出中に風邪をこじらせて死んだ。
ひとりで遺体を引取りにいった妻（薫＝奥貫薫）もそのまま行方不明。
暫くして、傷だらけの薫がお腹を空かした優介を連れて（義父＝柄本明）のところへ戻ってくる。
そして未練たらしく薫さんにまとわりついた（夫たかし）を優介はある言葉であの世へ送り出す。
岸辺の旅 セリフ
みッチャンは、その村の死人の出入り口と言われる滝で，みッチャンが16歳だった時亡くなった（父＝首藤康之）と対面する。
『おかあさんと旨くしてるの』とみっちゃん
うんと小さく答えて
「ずっと見ていた、あの男（優介）がしたことを思うと.....とにかくあいつを忘れろ」と助言する。.........
優介が村人に塾で教える、宇宙の歴史と意味を。
「光の質量はゼロです。しかし波がある、波長がある、どんなに小さくとも。
だから、無であること、何もないことは、決して無意味ではありません。」
「137億年前に宇宙が生まれました。
始まりがあれば、終わりがある。
宇宙は永遠に続くものではなかった。
縮まるどころか年々加速していることが分かった。
しかもそんな広大な宇宙が10の500乗個も存在している。
137億年というものは、ほんの一瞬に過ぎない。
計算によるとこれから28億年後、地球の温度が140度になって
人は生身では住めません。
40億年後には，銀河系とアンドロメダ星雲が衝突する。
５０億年後太陽が死に膨らんで地球を飲み込む。
まあ、これはほんの些細な出来事なんでしょう。
宇宙はこれで終わるんじゃない。
コロナだっていつかは終わる、
安倍首相だっていつかは捕まる。
殺されちゃいましたけど。
それからまた始まるんです。
この今に生まれてきて、よかった」
とまあ、けっこう説得力があります。※コロナと安倍は付け足しです。
新聞配達員の島影さんはおくさんにすき焼き鍋をカッとなってボーンとぶつけたら、それっきり
「家族だってなんだって プッツリ切れたらそれまでなんですか！？」
ボク「鉄の分厚い好き焼き鍋を投げられたら、誰だって失踪しますよ、島影さん」
食堂の奥さんには8歳離れた妹がいて、もらったピアノを勝手に妹が弾いていたのを我慢できなくて叩いた、
妹は体が弱くてすぐ死んでしまった。
「でも そんなどうでもいいことが、タコ糸みたいに いっつも足元にからみついてて
年をとればとるほどに 一歩も前に進めなくて＿」
「私を過去につなぎとめているの それで
心からマコちゃんに謝りたい」
浮気した女からの手紙を見つけたみっちゃんは、彼女より早く優介をみつけようとその手紙をお守り代わりに持っていた。
優介「もう忘れたよ」
みっちゃん「私の中では、全然終わってない。この先10年でも20年でも絶対忘れないからね」
で浮気相手の蒼井優に会う
蒼井「でも想像通りのお方でちょっと拍子抜けしましたね」
つまり浮気されるような人ってこと？
蒼井「きっとこれから死ぬまで平凡な毎日が続くんでしょうね
それ以上に何を求める事があります？」
みっちゃんは負けました。
悔しかったんでしょう。
でもハッと気付いたら優介がいない。
あわてて団子を作って優介を待った。
もちろん優介は戻って慰めます。これはちょっとへんですけどね。
山村に行って農家の嫁薫さんが登場します。
夫（たかし）の死骸を引き取りに行ってそのまま帰らなかった。暫くして、腹を空かした優介を連れて戻ってきた。
たかし「俺は風邪をこじらせて死んだ、あんたは自分で死んだ、ええ どうちがうんだ！」
優介「身の程が分かっている」
たかしが消えかかる
たかし「望み?そんなこと言ってどうなんだ」
優介「しばらくの間 覚えとくぐらいできるよ」
たかし「望みか、おれは死にたくなかった。そう薫に伝えてくれ」
優介が3年かかって歩いてみっちゃんのところにきたのは
「ちゃんと謝りたかった。でもどうやって謝ればいいかずっとわからなかった」
人は、何で、137億年〇月〇日午後〇時に日本のひとりに話ができることを
奇跡と思うことができないんでしょうね。
心から心のままに言えないのは、何かが引っ張っているんでしょう。
何故か、是枝監督の「ワンダフルライフ」を再び見たくなりました。
https://cinema75.seesaa.net/article/201401article_24.html
そうじゃなくって、
言わなければいけない人に心からほんとうのきもちを伝えないとね、
いや謝らないと。
※１３７億年といわれていたが実は１３８億年前に宇宙が生まれた。1億年もずれていた。
でも、人間にとって大したことじゃない。
http://aada.at.webry.info/201304/article_51.html
ちょうど、「忘れるメカニズム」を線虫の実験で発見というニュースも入ってます。
https://www.chibanippo.co.jp/newspack/20130322/128533
Ｅテレで永田和宏（歌人）の歌が紹介されていました。
奥さんは歌人 河野裕子。６４歳で乳がんで死去(1946年7月24日～ 2010年8月12日
辞世の句
『手をのべて あなたとあなたに 触れたきに 息が足りない この世の息が』
最初に出版された（1972年『森のやうに獣のやうに』26歳
『たとへば 君 ガサッと 落葉すくふやうに 私をさらつて 行つてはくれぬか』
『ブラウスの 中まで明るき 初夏の日に けぶれるごとき わが乳房あり』
和宏さんは長い看病の後奥さんが死んでも なお歌を詠んだ。
『わたくしは 死んではいけない わたくしが 死ぬときあなたが ほんとうに死ぬ』
※けぶれる＝煙る 烟る＝輪郭がかすんで、ほのかにみえる。かすんで美しくみえる。
岸辺の旅キャスト
薮内瑞希 - 深津絵里（大丈夫 そうお母さんに伝えて）が見せ場かな
薮内優介 - 浅野忠信
松崎朋子 - 蒼井優（それ以上何をもとめることがあります？）あんな顔できる女優さんになっているんだ！
島影 - 小松政夫
星谷 - 柄本明
星谷薫 - 奥貫薫（しみじみした美人です）
タカシ - 赤堀雅秋
瑞希の父-首藤康之（バレーダンサーなんですが，歩き方が....)
岸辺の旅スタッフ
監督 - 黒沢清（何故か１本しか見ていない）
原作 - 湯本香樹実『岸辺の旅』2010年2月25日（単行本）
脚本 - 宇治田隆史/黒沢清
音楽 - 大友良英/江藤直子
撮影 - 芹澤明子
照明 - 永田英則
製作 - 「岸辺の旅」製作委員会
（アミューズ、WOWOW、ショウゲート、ポニーキャニオン、博報堂、オフィス・シロウズ）
2015年10月1日に全国90スクリーンで公開
2016年4月20日にBDとDVD
日仏合作１２８分
カンヌ監督賞受賞
オリジナル予告編 https://youtu.be/YBEDSfWNZlg
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岸辺の旅 ストーリー
夫（病院の歯科医）である（優介＝浅野忠信）が失踪して３年。
考えられるところをすべて探したが
優介をみつけられなかった（瑞希（ミッチャン）＝深津絵里）は、
食べていくため、やる気のないピアノ教師になっていた。
豪華なマンションに住み続けていた、帰ってくるかもしれないと。
ある日突然に優介が部屋の中に靴を履いたまま現われる。
足があるので昔の幽霊ではない。
実体が見え、他人にも見え、お腹もすく、今時の幽霊だった。
３年前に富山の海に飛び込み自殺し、かにに食われ、肉体はないと説明し、
歩いてこの家に戻った、３年掛けて。
その３年間彷徨った土地をめぐる旅に出ないかと誘われ，
みッチャンは、一緒に行くことに。
２人分チケットを買って電車に乗ったり、
バスに揺られたりして、あちこち世話になったところを訪れる。
新聞配達業に携わる老人（島影さん＝小松政夫）はまだ死んだことを気付かない死者の一人だった。
＝優介さんに会えたからやっと島影さんはあの世に旅たつ）
夫婦の経営する食堂店。奥さんの妹の幽霊とも会う。
妹が引きたかったピアノを弾かせてあの世に往かせた。
優介の浮気相手（蒼井優）とも みッチャンは対面する。
蒼井優は，生きてる人で、３年の間にちゃんと結婚して、今秋出産予定で、
蒼井優はみっちゃんをぎゃふんといわせる、顔で。
山奥の農村へ向かう、
そこの人々に向けて優介は私塾を開いていた。
農家の１人息子（たかし）が家出中に風邪をこじらせて死んだ。
ひとりで遺体を引取りにいった妻（薫＝奥貫薫）もそのまま行方不明。
暫くして、傷だらけの薫がお腹を空かした優介を連れて（義父＝柄本明）のところへ戻ってくる。
そして未練たらしく薫さんにまとわりついた（夫たかし）を優介はある言葉であの世へ送り出す。
岸辺の旅 セリフ
みッチャンは、その村の死人の出入り口と言われる滝で，みッチャンが16歳だった時亡くなった（父＝首藤康之）と対面する。
『おかあさんと旨くしてるの』とみっちゃん
うんと小さく答えて
「ずっと見ていた、あの男（優介）がしたことを思うと.....とにかくあいつを忘れろ」と助言する。.........
優介が村人に塾で教える、宇宙の歴史と意味を。
「光の質量はゼロです。しかし波がある、波長がある、どんなに小さくとも。
だから、無であること、何もないことは、決して無意味ではありません。」
「137億年前に宇宙が生まれました。
始まりがあれば、終わりがある。
宇宙は永遠に続くものではなかった。
縮まるどころか年々加速していることが分かった。
しかもそんな広大な宇宙が10の500乗個も存在している。
137億年というものは、ほんの一瞬に過ぎない。
計算によるとこれから28億年後、地球の温度が140度になって
人は生身では住めません。
40億年後には，銀河系とアンドロメダ星雲が衝突する。
５０億年後太陽が死に膨らんで地球を飲み込む。
まあ、これはほんの些細な出来事なんでしょう。
宇宙はこれで終わるんじゃない。
コロナだっていつかは終わる、
安倍首相だっていつかは捕まる。
殺されちゃいましたけど。
それからまた始まるんです。
この今に生まれてきて、よかった」
とまあ、けっこう説得力があります。※コロナと安倍は付け足しです。
新聞配達員の島影さんはおくさんにすき焼き鍋をカッとなってボーンとぶつけたら、それっきり
「家族だってなんだって プッツリ切れたらそれまでなんですか！？」
ボク「鉄の分厚い好き焼き鍋を投げられたら、誰だって失踪しますよ、島影さん」
食堂の奥さんには8歳離れた妹がいて、もらったピアノを勝手に妹が弾いていたのを我慢できなくて叩いた、
妹は体が弱くてすぐ死んでしまった。
「でも そんなどうでもいいことが、タコ糸みたいに いっつも足元にからみついてて
年をとればとるほどに 一歩も前に進めなくて＿」
「私を過去につなぎとめているの それで
心からマコちゃんに謝りたい」
浮気した女からの手紙を見つけたみっちゃんは、彼女より早く優介をみつけようとその手紙をお守り代わりに持っていた。
優介「もう忘れたよ」
みっちゃん「私の中では、全然終わってない。この先10年でも20年でも絶対忘れないからね」
で浮気相手の蒼井優に会う
蒼井「でも想像通りのお方でちょっと拍子抜けしましたね」
つまり浮気されるような人ってこと？
蒼井「きっとこれから死ぬまで平凡な毎日が続くんでしょうね
それ以上に何を求める事があります？」
みっちゃんは負けました。
悔しかったんでしょう。
でもハッと気付いたら優介がいない。
あわてて団子を作って優介を待った。
もちろん優介は戻って慰めます。これはちょっとへんですけどね。
山村に行って農家の嫁薫さんが登場します。
夫（たかし）の死骸を引き取りに行ってそのまま帰らなかった。暫くして、腹を空かした優介を連れて戻ってきた。
たかし「俺は風邪をこじらせて死んだ、あんたは自分で死んだ、ええ どうちがうんだ！」
優介「身の程が分かっている」
たかしが消えかかる
たかし「望み?そんなこと言ってどうなんだ」
優介「しばらくの間 覚えとくぐらいできるよ」
たかし「望みか、おれは死にたくなかった。そう薫に伝えてくれ」
優介が3年かかって歩いてみっちゃんのところにきたのは
「ちゃんと謝りたかった。でもどうやって謝ればいいかずっとわからなかった」
人は、何で、137億年〇月〇日午後〇時に日本のひとりに話ができることを
奇跡と思うことができないんでしょうね。
心から心のままに言えないのは、何かが引っ張っているんでしょう。
何故か、是枝監督の「ワンダフルライフ」を再び見たくなりました。
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そうじゃなくって、
言わなければいけない人に心からほんとうのきもちを伝えないとね、
いや謝らないと。
※１３７億年といわれていたが実は１３８億年前に宇宙が生まれた。1億年もずれていた。
でも、人間にとって大したことじゃない。
http://aada.at.webry.info/201304/article_51.html
ちょうど、「忘れるメカニズム」を線虫の実験で発見というニュースも入ってます。
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Ｅテレで永田和宏（歌人）の歌が紹介されていました。
奥さんは歌人 河野裕子。６４歳で乳がんで死去(1946年7月24日～ 2010年8月12日
辞世の句
『手をのべて あなたとあなたに 触れたきに 息が足りない この世の息が』
最初に出版された（1972年『森のやうに獣のやうに』26歳
『たとへば 君 ガサッと 落葉すくふやうに 私をさらつて 行つてはくれぬか』
『ブラウスの 中まで明るき 初夏の日に けぶれるごとき わが乳房あり』
和宏さんは長い看病の後奥さんが死んでも なお歌を詠んだ。
『わたくしは 死んではいけない わたくしが 死ぬときあなたが ほんとうに死ぬ』
※けぶれる＝煙る 烟る＝輪郭がかすんで、ほのかにみえる。かすんで美しくみえる。
岸辺の旅キャスト
薮内瑞希 - 深津絵里（大丈夫 そうお母さんに伝えて）が見せ場かな
薮内優介 - 浅野忠信
松崎朋子 - 蒼井優（それ以上何をもとめることがあります？）あんな顔できる女優さんになっているんだ！
島影 - 小松政夫
星谷 - 柄本明
星谷薫 - 奥貫薫（しみじみした美人です）
タカシ - 赤堀雅秋
瑞希の父-首藤康之（バレーダンサーなんですが，歩き方が....)
岸辺の旅スタッフ
監督 - 黒沢清（何故か１本しか見ていない）
原作 - 湯本香樹実『岸辺の旅』2010年2月25日（単行本）
脚本 - 宇治田隆史/黒沢清
音楽 - 大友良英/江藤直子
撮影 - 芹澤明子
照明 - 永田英則
製作 - 「岸辺の旅」製作委員会
（アミューズ、WOWOW、ショウゲート、ポニーキャニオン、博報堂、オフィス・シロウズ）
2015年10月1日に全国90スクリーンで公開
2016年4月20日にBDとDVD
日仏合作１２８分
カンヌ監督賞受賞
オリジナル予告編 https://youtu.be/YBEDSfWNZlg
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