There Will Be Blood 直訳すると「血に染まるだろう」『血族が一番』

There Will Be Blood[ゼア・ウィル・ビー・ブラッド]

ツタヤ旧作借り放題１０００円なのに
この映画のおかげでこの１本のために１週間もかかってしまった。
何度も、何度も止めて、翌日に見て、また止めてしまい,
たった１本を１回見終わるまで１週間もかかった。
5本借りたあとの４本は息抜きのための４本でしかなかった。
止めればいいのに、やめられんかった。
だんだんと
「自分のエゴの本質を」を
辛く、酷く、容赦なく血が吹き出るぐらい見せつけられていることに気付く。

思いやりや愛情は利用するため、後付けのようにさへ感じてしまう。

えげつない映画です。傑作です。ただし勇気がいる。

ストーリー

舞台は
1898年のアメリカ西部。金鉱堀（山師）のダニエル・プレインヴュー（ダニエル・デイ＝ルイ）は
火花が飛び散る硬い岩盤をツルハシとダイナマイトで
当たるかどうか判らない金脈を　長い長い間探していた。
爆破のあと降りしなに梯子の板が外れて　けっこう深い坑道を落ちて骨折してしまう。
そんなときに金を見つける。

這いあがり地上に上がるけど，馬は元からない。もちろん独りぼっち。
彼は遠い街まで這って行った。
こぶしほどの金鉱石が342ドルになった。

いくらかの金持ちになった
1902年、「次の時代は石油だ！｣と読み、石油堀になった。
※いまなら「　ＩＴアプリだ！」と

幼い息子のH・Wを伴って油田を探していた。まだ大富豪ではないから土地の採掘権をリースするため。
子供と同伴は土地の採掘権の取引に有効だから。「妻はこの子産んでなくなりました」と。

1911年のあるとき彼は、「地表に石油が滲んでるという情報をサンデー牧場の青年ポールから得る。
「今すぐ現金で５００ドルくれたら教える」とポール
サンデー牧場を訪れたダニエルとＨＷ（息子）は

大勢いる家族の家長でポールの父とポールの双子の兄イーライと交渉する。

石油のことは隠して最初「ウズラ獲りと病弱なＨＷのために牧場を３５００ドルで売ってくれないかと提案するが、
イーライは「１万ドル」と主張する。

「何で１万ドルなんだとダニエル
「ボクの教会を建てるため」
で採掘権を買い取った。
ダニエルは仲間を呼び寄せて試掘を開始。
数日後、油脈は掘り当てた。そのとたんにガスが噴き出し爆発する事故が発生し、
採油作業を見ていたをH・Wは吹き飛ばされて聴力を失う。

ちょうどその頃訪ねてきたのは、腹違いの弟と名乗るヘンリーが来た。ダニエルの妹からの手紙を持って。
ヘンリーを家に入れ、泊めさせた。
H・Wはその晩、ダニエルの家に火を放った。
H・Wとの生活をあきらめたダニエルは、彼をサン・フランシスコの寄宿舎学校に騙して追いやってしまう。
ヘンリーをＨ・Ｗの代わりに伴わせた。腹心のフレッチャー・ハミルトンを差し置いて。
ある晩、ダニエルは打ち溶けたんだろうへンりーに聞く

「怒りを抱えているか？」「妬み深いか？」
「私は競争心が強い。他人を成功させたくない。人を嫌悪してる。兄弟なら同じ資質があるのだろう？」

へンりー「あらゆるこに失敗し、俺はどうでもよくなった。」

ダニエル「人を見ても、好きになることはない。
　　　　　　私は、人の最悪なところが見える。十分な金を稼ぎすべての人から遠ざかりたい」
ヘンリー「坊やはどうする？」
ダニエル「わからない。そんな話はしたくない！」

翌朝、ヘンリーは突然消えた。
スタンダードオイルは石油利益を得たことで鉄道も所有し、石油の運賃を吊り上げた。
　
そこで　どうしてもパイプラインを引くため、断り続けていたバンディの土地を借るためにバンディの家に

バンディは、イーライが主宰する狂信的教会で洗礼を受けたなら、リース契約を結ぶともちかけられ、
息子の耳を直せない、インチキ宗教と憎んでいたが「パイプラインのため」と条件をのむ。
イーライ神父はダニエルを洗礼する際に、信ｊ者の前で
「自分は息子を見捨てた罪人だ」、と何度も何度も大声で言わせる。

手話を学んでいたH・Wは呼び戻された。Ｈ・Ｗはダニエルに殴りかかる、結局和解する。

イーライ神父は宣教のため町を離れる。

十数年後、成長したH・Wは幼馴染であるサンデー家の娘ポールとイーライの妹メアリーと結婚する。
事業で大成功を収め、ダニエルは年老い、大きな屋敷で一人さびしく酒におぼれる生活を送っていた。

成人になったＨ・Ｗが訪ねてきた。

そのあとにイーライも........

キャストThere Will Be Blood logo.jpg『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』

ダニエル・プレインビュー ＝ダニエル・デイ＝ルイス

ポールとイーライ・サンデー　＝ポール・ダノ 「プリズナーズ」https://cinema75.seesaa.net/article/201504article_2.html

ヘンリー ＝ケヴィン・J・オコナー

フレッチャー・ハミルトン　＝キーラン・ハインズ

H・W・プレインビュー＝ディロン・フリーシャー ［1996年5月6日生まれ）

メアリー・サンデー　＝シドニー・マカリスター
H・M・ティルフォード＝デヴィッド・ウォーショフスキー


スタッフ

There Will Be Blood logo.jpg『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』

監督 ・脚本　ポール・トーマス・アンダーソン
原作 アプトン・シンクレア『石油!』
製作 ジョアン・セアラー/ポール・トーマス・アンダーソン/ダニエル・ルピ
音楽 ジョニー・グリーンウッド「音楽は素晴らしい」
撮影 ロバート・エルスウィット

製作会社 パラマウント・ヴァンテージ/ミラマックス
配給 ミラマックス 日本 ディズニー
公開 アメリカ 2007年12月26日
日本 2008年4月26日
上映時間 158分
製作国 アメリカ
言語 英語
製作費 25,000,000
興行収入 76,181,545


タイトルの "There will be blood" は、旧約聖書出エジプト記の「十の災い」の中の一文、"There will be blood everywhere in Egypt." (Exodus 7:19) に由来するもので、「いずれ血に染まる」の意。「血縁」にも結び付けている


主な賞歴
第80回アカデミー賞主演男優賞：ダニエル・デイ＝ルイス
撮影賞：ロバート・エルスウィット

第58回ベルリン国際映画祭監督賞：ポール・トーマス・アンダーソン

第74回ニューヨーク映画批評家協会賞男優賞：ダニエル・デイ＝ルイス
撮影賞：ロバート・エルスウィット

第65回ゴールデングローブ賞男優賞（ドラマ）：ダニエル・デイ＝ルイス

第61回英国アカデミー賞主演男優賞：ダニエル・デイ＝ルイス

第60回全米撮影監督協会賞：ロバート・エルスウィット

第42回全米映画批評家協会賞作品賞
主演男優賞：ダニエル・デイ＝ルイス
監督賞：ポール・トーマス・アンダーソン
撮影賞：ロバート・エルスウィット

第33回ロサンゼルス映画批評家協会賞作品賞
男優賞：ダニエル・デイ＝ルイス
監督賞：ポール・トーマス・アンダーソン
美術賞：ジャック・フィスク

第14回全米映画俳優組合賞主演男優賞：ダニエル・デイ＝ルイス

第13回放送映画批評家協会賞主演男優賞：ダニエル・デイ＝ルイス
音楽賞：ジョニー・グリーンウッド

映画館大賞「映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画」第8位















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