「八月の鯨」
『八月の鯨』
30代後半にフリーペーパー『女性とくらし※1968年創刊1998年休刊』毎月主催の
女性映画試写会に広告タイアップでおよそ5年間くらい毎月
男なので客席に座れずスクリーン袖で見ていました。
広告代理店の特権です。
その映画試写会の中で
1987年制作の『八月の鯨』を観たんです。
40歳にもなっていないボクはうつらうつらと寝てしました。大画面で大音量でも。
撮影当時の出演者がそろいもそろって後期高齢者ばかりだから
回想シーンでは、若いお嬢さんたちも出ていましたがすぐ出番がなくなりましたしィ。
眠っても仕方ないでしょう?
リリアン・ギッシュ出演時93歳(セイラ75歳役)99歳まで生きられた。
1893/10/14/ - 1993/2/27 5歳から舞台に立つ
ベティ・デイビス79歳(リビィ86歳役) 撮影の2年後(81歳)で亡くなられた。
1908/04/05~1989/10/06
1934年『痴人の愛』(原作はサマーセット・モームの『人間の絆』)
史上最低最悪のヒロインと呼ばれたほどの悪辣な女性役で再びスターに
『何がジェーンに起ったか?』では印象にのこっています。
アン・サザーン出演時78歳(ティシャ78歳役) 2001年3月15日(92歳没)
1909/1/22~ 2001/3/15

ヴィンセント・プライス76歳(マラノフ何歳だか?高齢)6年後の82歳で
1911/5/27~ 1993/10/25
ハリー・ケリー・ジュニア66歳(大工のヨシュア何歳だか?高齢でも仕事している)91歳没
1921/5/16 - 2012/12/27
撮影当時のスタッフ
監督:リンゼイ・アンダーソン64歳 1994年8月30日(71歳没)
インド生れでフランスで亡くなるイギリス人
脚本:デイヴィッド・ベリー当時44歳David Berry (1943-2016) は、アメリカの脚本家、劇作家
劇の初演は37歳の時です。寝てしまったことお詫びします。63歳没
30や40で脚本書けるなんてね
音楽:アラン・プライス当時38歳 (Alan Price,1942年4月19日 - )は、イギリスのミュージシャン。
ジ・アニマルズの初代キーボード・プレイヤーとして知られている。
「朝日のあたる家(The House of the Rising Sun)でオルガン演奏などが有名。
現在80歳存命中
映画の最初と最後に流れます、イイ曲です。
それから観たのは50代以降3回観て
コロナBA5 とBA2.75「ケンタウロス」の真最中の
2022年に4回目を4度も観ました。
メリットが稀小なコロナのおかげというべきか。
NHKの2022年8月19日 4時06分付
WHO=世界保健機関がまとめた今月14日までの1週間の新型コロナウイルスの感染状況によりますと、日本は新規感染者数が4週連続で世界で最も多くなったほか、死者数が1600人を超え、アメリカに次いで世界で2番目に多くなりました。
WHOは18日、新型コロナウイルスの世界全体の感染状況について新たな報告書を発表しました。
それによりますと今月8日から14日までの1週間の新規感染者数は、世界全体で546万641人と、前の週より24%減少しました。
このうち、日本は139万5301人と、前の週と比べて7%減りましたが、世界全体の新規感染者数のおよそ4分の1を占め、4週連続で世界で最も多くなりました。
名作中の名作なのでこのブログはすぐ埋もれると思いますが、
ある手立てをしました。
『八月の鯨』ストーリー
主人公の姉リビィと妹セイラと親友のティシャがキャピキャピ時代の1900年初頭
サハリン(樺太)と同緯度の大西洋に面したアメリカとカナダの境のメーン州の小島で
8月に現れる鯨を見つけて大はしゃぎ
それから50年のちの1954年夏。第一次世界大戦でセイラの夫は30歳の時結婚し夫は間もなく戦死、第二次大戦も終わって9年後の頃
姉のリビィ80代、妹セイラ70代 友達のティシャ70代
ロシア亡命元貴族マラロフ70代、
マラノフの同居人だったヒルダは83歳で急死していたのは最近。
ガサツな大工のヨシュアもおそらく70代
※『ガサツ』の漢字は無いのはご存じでしたか?
海に面した築50年の別荘に(母がセイラに残してくれた)
セイラ(リリアン・ギッシュ)は洗濯物を干している。
リビィ(ベテイ・デイビス)はセイラを呼んだが聞こえず、ひとりで手探りでコーヒーを
リビィは夫のマシュゥを11月に失くし白内障で視力を失い、セイラに面倒をみてもらって一緒に暮らしている。
そこへロシア元貴族亡命者のマラノフ氏(ヴィンセント・プライス)は古い竿を持ってやってくる。
ブルーベリーを摘みながら歩いてセイラの別荘にやってくるティシャ。この姉妹と50年来友達
大工のヨシアは音を立てて何かを修理している。
老い、死、友愛、未来、皮肉、駆け引きがテンポよく展開していく。みんな歳をとっていても。
『八月の鯨』セリフ
マラノフが海辺でティシャに偶然会い
マラノフ『一段とお美しい』
ティシャ『遺言状をお楽しみに、よかった でもヒルダはお気の毒でしたね。』

『遺言状をお楽しみに。この夏も終わるので寂しいわ』
マラノフがセイラの家を尋ね釣りの許可をもらいに
マラノフ『お宅の魚が島中で一番です』
セイラ『別にうちの魚じゃないですよ』
マラノフ『釣れたらお分けしても?』
リビィ『あの詐欺師喜ばせるため何でも食べるわね、
私は絶対食べないからね』
時間について
リビィ『時間など気にしないで』
セイラ『そうはいかないわ』
リビィ『そうね、人間には重くのしかかるわ。
言っとくけど マシュウと同じ11月に逝くわ』
セイラ『ヒルダは若かったのに』
リビィ『83歳よ 寿命だわ』
ティシャの番
「若い先生が言ったわ『長生きの”たたり”』だって
でもかわいい先生だからなんでもゆるしちゃう』
セイラ『姉が死について話すようになった』
ティシャ『死ですって!馬みたいな丈夫な人が!』
ティシャ『気が弱くなった?歳のせいよ』
ティシャ『トルーマンの言葉知ってる?
『お金は結局金持ちのところに集まるものだ』
セイラ『言う筈はないわ』

ティシャの本音の始まり
『リビィはいつも難しい人だった、女盛りの時もね』
『リビィがいなくなれば寂しくなるし 私と一緒に暮らせば』
セイラ「そんな面倒かけたくないわ」
ティシャ
『人生の半分は面倒で、あと半分はその面倒を乗り切ること』
ティシャは諦めたんでしょう。
ティシャ『知らなかった、奥さんが死んで、
あの人は若いウエートレスと結婚したわ』
セイラ『まさか』
リビィ『恥知らずね、
でも亡くなった奥さんは品評会に出せばビリは確実ね』

ティシャ『リビィ、あんた冗談がきついんだから
でも彼は奥さんの墓参り欠さないわ』
車をガレージにぶつけ免許停止6カ月の食らったティシャ
『6カ月と言えばずいぶん先の話しだわ』と涙を浮かべた。
※年寄りは近いうちにお迎えがくるかもと怯えているんですよ。
ティシャ帰ったあとでリビィ
『あの人、運転免許を捨てたのよ、私には分かる』
リビィ「今度は何してるの」
セイラ『町のバザーに出す”ぬいぐるみ”よ 善意のためよ。』
リビィ『この世は善意がいっぱいなのね おんぶにだっこね』
セイラ『見て、立体スコープよ、あなたと私とティシャが入江に』
見れるわけないのに
セイラ『これはオークションに寄付するわ』
リビィ『私たちもオークションに出したら高値が付きそうね、ハッハハ』と返した。
リビィ『あんたと私たち夫婦で西部に旅行したわね
でもあんたは自分の殻に閉じこもって』
セイラ『あなたとご亭主の仲が悪かったからよ』
リビィ『それは思いすごしよ、年中セックスなんかする必要ないもの』
リビィ『あんたには迷惑かけているわね』
セイラ『少しも苦にならないわ、大丈夫あなたが断わらなきゃ』
リビィ『すべてが消えてゆくわ 遅かれ早かれ、
気が変るわよ、誰でもそう』

リビィ「あんた気が付いている?
私たち二人とも死んだ母より年上だと』
マラノフが再び訪れ釣果の魚をプレゼント。
セイラは夕食に招待したいことを洒落た言葉を言います。
セイラ「魚をさばく技術を教えていただけるなら
夕食と月の光を差し上げますわ』
マラノフ『喜んで技術を提供します』ティシャと共に帰って行った。もちろん服を着替えに。
夕食のとき、リビィは豚、セイラとマラノフは魚料理。
セイラが席を外したとき、リビィとマラノフの会話がありますが、
その中で
リビィ『写真は消えるけど想い出は残ります』
マラノフ『思い出も消えてゆきますよ※老いてゆけば』
リビィ『私のは消えまっせん』※っは付け加えです

夕食が終わりセイラとマラノフになった時
マラノフ『カンのいい姉さんに、私の意図を見抜かれた。』
マラノフ『この人生で学んだ教訓は“期待するな”ということ』
セイラ『お気の毒に』
マラノフ『同情はいりません。
行方を失ってもうまく人生を渡ってきた』
セイラ『自由だったんですね、うらやましい』

マラノフ『あなたってほんとに ロマンチストですね』

セイラ『人生は長すぎると』 ラマノフ『思いません』

セイラ『寿命以上生きたとしても』
マラノフ『思いませんね、終わりが来たときが寿命ですから』
マラノフ『ほら、観て。月が波間に銀貨をばら撒いています。
あれは決して使えない宝です。では、行かないと』
マラノフ『鯨とランデブ―を』と精一杯のロシア元貴族の意地シャレ
※ランデブーはフランス語で「待ち合わせ」を意味します。
日本でも前まで(30年以上ぐらい昔)は使われていたんですよ。
でも古びて「デート」が置き変わった。
ボクの時代は手紙で逢引きの日時を伝えていました。
電話だとお母さんが取り、横で聞かれているから。
姉妹は思いに耽る、若かったというより愛情に満ちていた頃を
リビィが夢にうなされセイラのところへ
リビィ『あなた、「死」に捕まりそうだった』
セイラ『違うわ、あなたが死ぬのは勝手だけど
私の命はまだ終わらないの』
リビィ『私と別れたいと考えているんじゃない?』
セイラ『1番イイやり方よ』
リビィ『それを今さら それでどうするつもり セイラ』

セイラ『私たち姉妹だけど、まるっきり違うのよ』
リビィ『わたしたちは頑固な血統なのよ』
リビィ「髪にブラシかけて」
リビィは別れの話しの前からブラシを持っていたので別れるつもりがないことを初めから思っている
リビィ『私の髪白鳥のように白い?』
セイラ『まあ そうね』
リビィ『母と同じように白い?」
リビィ『人生って意地悪ね しみじみとそう思うわ』
手をつないで帽子をかぶって海が見渡せる庭先で
セイラ『クジラは行ってしまったわ』
リビィ『分かるもんですか』
『八月の鯨』キャスト
サラ・ウェッバー(妹):リリアン・ギッシュ

リビー・ストロング(姉):ベティ・デイヴィス

史上最低最悪の女『痴人の愛』でスターダムに
ミスター・マラノフ(ロシア貴族の末裔):ヴィンセント・プライス
ティシャ:(50年も続くお友達)アン・サザーン
大工のョシュア(ガサツな男):ハリー・ケリー・ジュニア

スタッフ
監督 リンゼイ・アンダーソン
孤独の報酬 (1963) If もしも.... If... (1968)など制作
脚本 デイヴィッド・ベリー
製作 キャロライン・ファイファー/マイク・カプラン
製作総指揮 シップ・ゴードン
音楽 アラン・プライス
撮影 マイク・ファッシュ
製作会社 アライヴ・フィルム・プロダクション
配給 日本( 日本ヘラルド映画)
公開 フランス 1987年8月19日
アメリカ 1987年10月16日
日本 1988年11月26日
上映時間 90分
製作国 アメリカ 英語
その他
第40回カンヌ国際映画祭特別招待作品(1987年)
『八月の鯨』オリジナル予告編
『八月の鯨』オフィシャル予告編
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